最初が肝心。

11月27日の読売新聞より。昭和女子大と読売新聞がやってる「女性アカデミア21 21世紀パワー戦略―仕事と家庭と自己実現」の記事で、玄田有史さんと森ます美さん、坂東真理子さんのパネルディスカッションなんですけど、自分的に勉強になった。特にこの部分。

――これからは女性の活用、などと言われますが、実態は就職難、再就職難、あるいはパートの低賃金など、問題が山積です。
森 そうした現実の中で若い女性はどうするか。私は若い人には「始めが肝心」と言いたいですね。卒業後の追跡調査などを見ると、働き続けているのは当初から「自分は働いていくんだ」と明確な意思を持った女性です。悩みながらもING(進行形)で自分のスタイルを探しているようです。
玄田 二極化現象があります。転職が多い、と指摘されていますが、フリーター、アルバイトはそうでも、正社員になった人はそう簡単には辞めていません。やはりいったん職を得たら三年は粘る、といった踏ん張りも必要でしょう。

「働いていくんだ」って決めてないとダメですか……。自分はあまりキャリアウーマン願望ってのがないので、大丈夫かなと自分のことながら心配になりました。でも仕事はずっとしていたい、というか社会に出ていたいなとは思うんですが。まあ、3年はがんばりたいですね、はい。
あー、本当にこんな心構えでやっていけるのかしら?それがいちばん心配だったりして。
ちなみに玄田有史・曲沼美恵『ニート』は特別区の面接に大失敗したけ帰り道、駅ビルの本屋で衝動買いした思い出の本です。学生でもなく、就職もバイトもしないでもけっこう生きてけるもんだなと思って、本の意図とは別なところで勉強になりました。